オーブマークモータ(油圧モータ)

産業を造り、動かす力。小型・高トルクで荷重に強い油圧モータ。



オーブマーク®モータは、これまでにない新原理に基づき油圧効率を高めた内接ギア型油圧モータ。圧力油流を自然にコントロールするオービテーションバルブ機構(米国オーブマーク社開発/米国始め世界各国PAT)を設計に取り入れたシンプル・強力な構造で、小型でありながら低速回転で高トルクを提供します。 基礎作動部品が循環する油圧作動油中に完全に浸されて作動する完全潤滑設計のため、長寿命で大変経済的なモータです。


さらに「ハイパフォーマンスシリーズ」ORB-Sでは、新設計ジーローラーにより1ランク上の高圧領域まで近づけ、さらに低速から高速までの幅広い回転域において卓越した性能を可能にしました。また従来より受け継がれたテーパーローラーベアリングの採用によりラジアル荷重はもとより、スラスト荷重にも強い構造。ベルト、チェーン、スクリュなど外部からかかるいかなる荷重も充分に処理します。

大きな力を要する特装車や船舶、建設機械、各種産業機械用クレーン、ウィンチ、ベルトコンベア等の搬送機・荷役機械などにその特性を発揮し、土木建設、製造、農林、水産とあらゆる産業分野において幅広く活躍しています。

日本オイルポンプ社ではオーブマークモータをベースに、加工・組立の機械制御に欠かせないインデックス機構付きの機種を開発するなど、現場の一つひとつのニーズにきめ細かく応え、油圧モータの新たな可能性を拓き続けています。

[用 途]
建機、土木機械、産業機械、工作機械、食品機械、レジャー施設、オート機器、環境設備機器、印刷機械、船舶など


●日本オイルポンプ株式会社は米国オーブマーク社との提携によりオーブマーク®モータを完全国産化。日本・アジア全域において販売しています。
 オーブマーク®モータは日本オイルポンプ株式会社の日本およびその他の国における登録商標です。




Q1 オーブマークモータが生まれたのはいつですか?

約40年前にアメリカのオハイオのオーブマーク社で生まれました。

Q2 オーブマークモータを発明したのは、どこの国の誰ですか?

アメリカのORBMARK COMPANYがトロコイドの歯形を使用しオービテーションバルブ機構を設計に取り入れ開発しました。

Q3 オーブマークモータは、どんな機械や製品に使われていますか?

オーブマークモータは、小型、軽量で低速高トルクを発生するため、特殊車両、建設機械及び農業機械等幅広く採用されています。
特殊車両では、塵芥車のごみを掻き揚げるコンベアパネルの駆動、道路を清掃するスウィーパーの回転駆動、また、高所作業車等の走行モータとして使用されています。   
建設機械では、アーム先端部のウィンチの巻上げ装置及び架台の旋回、コンベアの回転駆動、グラッパーの旋回等に使用されています。 農業機械関係でも、装置の走行及びカッターの旋回、コンバイン関係の回転体等に使用されています。

Q4 オーブマークモータが、別のメカニズムの油圧モータ製品より優れているところはどこですか?

構造がシンプルな為部品点数が少なく、小型、軽量化設計が可能で、且つ、低価格で提供できる。

Q5 オーブマークモータの素材面で優れているところは何ですか?

オーブマークを構成する部品は、ほとんどが成型された材料(鋳造、連続鋳造、鍛造、プレス、焼結等)を使用し、切粉の排出を極力少なくするような材料を使用しています。

Q6 オーブマークモータの設計面で優れているところは何ですか?

オーブマークモータの設計面で独自の設計を行っている部分は、いろいろありますが、特にシールの耐久性をアップさせるために、シールの使用方法と、シャフトを支えるテーパーローラベアリングのセット方法に特徴があります。
① ベアリングについては、独自の方法でモータ本体と一体化させガタを無くしていること。
② シールについては、通常の使用方法とは異なり、型製作されたXリングを大きく変形させ任意の締め代を保つようにフランジにセットし、よりシャフトとシールの一体感を持たせるように設計しております。
③ 同時にベアリングのガタを無くすことでシャフトが本体に対してガタなく一体となり、さらにシールの寿命をアップさせている。

Q7 オーブマークモータの製造技術面で優れているところは何ですか?

心臓部であるロータの製作については、一品一品、ミクロン台の寸法で現合し、さらにシールの摺動面について、サブミクロンの面荒さになるよう加工方法、加工工具を管理している。   
また、モータの性能をアップするため、クリアランス管理を各仕様に合わせセットしている。

Q8 ラジアル荷重に強い、スラスト荷重に強い、とはどういうことですか?

オーブマークモータは、荷重に強いテーパーローラベアリングを使用し、ベアリングは特殊な加工によりモータ本体に一体に固定されるように保持しているため、ベアリング本来の強さを効率よく引き出すことが出来ます。

Q9 インデックス機構とは、何でしょう?

弊社の製品で、オーブマークモータを使用したEIS、HMI、DEシリーズがありますが、オーブマークモータの回転機構に、カム板とノックを一体に組み合わせ、バルブの操作でノックを操作し任意の位置で位置決め出来るように構成したモータ機構です。主に、工作機械のNC旋盤のタレットの旋回や、マシニンイングセンターのマガジンの旋回に使用されています。

Q10 オーブマークモータ製造上の美談・苦労話などがありましたら教えてください。

私は油圧に携わり30年経過しますが、油圧ほどわかりやすくて、逆に難しいですが親しみやすい液体ではないかと感じています。耐圧、耐久等のテストを行っているとき、鋳物の本体が割れて、頭から油のシャワーを浴びたことが何度か有ります、強度的に弱いところに集中し、すぐに破壊につながり、又、ミクロン代の精度で組み合わせないと高圧で使用するため性能の良し悪しに現れその寸法管理が非常に大変なものです。

Q11 今後、オーブマークモータはどうなるべきだと思いますか?

油圧モータのルーズ性と電気制御のデジタル化を融合させ、スムーズな起動、停止、さらに流量、圧力等を制御可能なシステムの構築されたモータの設計 さらに、海外進出し市場を確保するため、生産性アップできる製造工程上での構造検討を行い、低価格な製品提供を行う。