オーブマークモータ・減速機取扱説明書
プリントする

安全対策をよく把握し、指示された予防事項や安全操作に必ず従って下さい。
下記のシンボルと見出しがあるときは、人的損傷や物的損傷の可能性があるので特に注意して下さい。
指示に従わないと、死亡または重傷者が出ます。
指示に従わないと、死傷者が出たりする可能性があります。
指示に従わないと、負傷者が出たり、ポンプ、装置が破損する可能性があります。



オーブマークモータ




  • ガソリン、灯油など揮発性のある液体や、危険性の高い液体を使用しないでください。
    このモータは、設計上可燃性のある液体や、危険性のある液体には対応していません。この様な液体を使用しますと、その液体が漏れ、火災、疾病、環境汚染などの恐れがあります。
  • 油温が、高い状態で使用し続けると火災の原因となりますので、規定の温度範囲内で使用してください。
    【使用温度範囲 -30℃~80℃】
  • モータ運転中は、危険ですので回転部に手を触れないでください。
  • モータの使用最高圧力を越えるような異常圧がかかる場合は、安全弁などを併用し圧力を逃してください。
  • ウィンチなどの外部負荷によりモータが回される場合は、ブレーキ弁などを併用してください。
  • モータを交換する時は、必ず油圧を切ってください。
  • 傷が付いている物や古いホースは配管に使用しないでください。また、ホースは充分に耐圧のあるものを使用してください。



  • 液漏しているモータは使用しないでください。
    モータに液漏れが発生したら、すぐに運転を中止し、交換か、修理に行ってください。
  • モータの液漏れや破損を防ぐため、モータの使用最高圧力以下で使用してください。 Oリング及び他部品の破損の原因となります。
  • モータ取付の際は、フランジなどにしっかりと固定してください。
  • キーをつけたままでの空運転は、キーが飛んだりシャフトに巻き込まれ危険な為、行わないでください。
  • モータの表面温度が高い場合は、手など触れないでください。火傷の恐れがあります。
  • モータを踏み台にしないでください。
  • モータを持ち運ぶ際は、落とさないように注意してください。
  • 床が濡れている場合は、きれいに拭き取ってください。滑って、ケガをする恐れがあります。
  • モータに、衝撃などを与えないでください。 部品の破損の原因となるため、落としたり、ハンマーでたたいたりしないでください。
  • モータのシャフトに、許容ラジアル荷重及び許容スラスト荷重を越える荷重をかけないでください。
    機種及び使用条件により許容値が異なりますので御相談ください。
    特にモータのシャフトは、ハンマーなどでたたかないでください。
    軸シールより、油漏れ及び他部品破損の原因となります。
  • モータへの配管の締め付けトルクは、規定以上のトルクで締め付けないでください。
      Rc3/8 Rc1/2
    締め付けトルク 30~60N・m 60~100N・m
    本体ポート部の割れの原因となります。
  • 錆などの発生しやすい雰囲気の中での使用は、防錆対策を行ってください。
  • モータの使用は、カタログなどに記載されている規格の範囲内で使用してください。
  • 配管作業時は、配管内及びモータ内部に、ゴミ、切り粉などが入らないように注意してください。
    配管は、セット前にフラッシングをしてください。
  • 作動油は、清浄な油を使用してください。(推奨:ISO VG32相当)
  • モータのシャフトキーはガタがなく完全に固定するようにセットしてください。
    キーとキー溝のサイド隙間は、0.03mm以内としキー上部は、ネジなどにて完全に固定してください。
  • 背圧は7MPa以上かけないでください。
    軸シールより油漏れの原因となるため、背圧7MPa以上で使用する場合はドレン配管を行ってください。
  • 配管の際Oリングシールタイプの場合は、Oリングをかみこまないように注意してください。
  • モータを負荷に直結する場合は、芯だしを充分に行ってください。
  • お客様による製品の改造は、当社の保証範囲外ですので、責任は負いかねます。


減速機




  • ガソリン、灯油など揮発性のある液体や、危険性の高い液体または、指定粘度以外の油は使用しないでください。

    減速機は、設計上可燃性のある液体や、危険性のある液体には対応していません。このような液体を減速機で使用し、その液体が漏れると、火災、疾病、環境汚染等各種の危険性があります。

  • 運転中は、危険ですので減速機に手を触れないでください。
  • 減速機の運転中に、分解をしないでください。



  • 液漏れしている減速機を使用しないでください。
    減速機に液漏れが発生したら、すぐに運転を中止し交換か、修理を行ってください。
  • 減速機取付の際は、フランジなどにしっかりと固定してください。
  • キーをつけたままでの空運転は、キーが飛んだりシャフトに巻き込まれ危険な為、行わないでください。
  • 減速機の表面温度が高い場合は、手などが触れないようにしてください。火傷の恐れがあります。
  • 減速機を踏み台にしないでください。
  • 減速機を持ち運ぶ際は、落とさないように注意してください。
  • 床が濡れている場合は、きれいに拭き取ってください。 滑って、怪我をする恐れがあります。
  • 減速機に、衝撃を与えないでください。
    部品の破損の原因となるため、落としたり、ハンマーでたたいたりしないでください。
  • 減速機のシャフトに、許容ラジアル荷重及び許容スラスト荷重を超える荷重をかけないでください。(下表参照)
    形式 許容ラジアル荷重 (N) 許容スラスト荷重 (N)
    GRS-1 8.000 4.000
    GRS-6 15.000 4.000
    特に減速機のシャフトは、ハンマーなどでたたかないでください。軸シールよりの油漏れ及び他部品破損の原因になります。
  • 錆などの発生しやすい雰囲気の中での使用は、防錆対策を行ってください。
  • 減速機の使用は、カタログなどに記載されている規格の範囲内で使用してください。
  • 減速機のシャフトキーはガタなく完全に固定するようにセットしてください。
    キーとキー溝のサイド隙間は、0.03mm以内としキー上部は、ネジなどにて完全に固定してください。
  • 減速機を負荷に直結する場合は、芯だしを充分に行ってください。
  • 減速機内部の潤滑油は、工業用2種ISO VG150の油を給油してから運転してください。
    ※給油量は下表を参照してください。
    形式 給油量(cm3
    GRS-1 200
    GRS-6 350
  • 減速機に油圧モータを取り付ける際には、Оリングを忘れずに入れてください。取付時にキーがかたい時は無理に打ち込んだりしないで必ずキー合わせを行ってください。また、Оリングをかみこまないように注意してください。
  • オイルキャップには穴アキキャップ(ベント)があります。取り付けの際、穴アキキャップがオイルレベルより上部にくるように付けてください。
  • 新しい機械を運転する際は、無負荷に近い状態より徐々に負荷を高めてゆくようにしてください。
  • 減速機内部の潤滑油の交換は運転開始後100時間で行い、以後1000時間ごとに交換してください。油交換時に減速機内部を洗浄しますと、より効果的です。
  • お客様による製品の分解及び改造は、当社の保証範囲外ですので、責任は負いかねます。
閉じる